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研究ワークフロー系統的レビュー

証拠表は選択のあとで抜く——題名から結果を書かない

データ抽出は、採用記録を点検できる項目に落とす作業である。結果節でもメタ分析でもなく、全文が無いときに題名からデザインとアウトカムを埋める作業でもない。

LitSynth チーム2026/09/24

スクリーニングは、どの記録が証拠の土台に入るかを決めます。抽出は、それらについて何を言ってよいかを決めます。題名から結果を書く、抄録に「たぶんある」からデザインとアウトカムを埋める、それは抽出ではありません。飾り付けです。

LitSynth の証拠表は 採用記録ごとのカード です。誰を対象にしたか、何をしたか、何と比べたか、どのアウトカムを、どの追跡期間で、主たる推定は何か、加えてデザインと限界。引用できる短い説明は データ抽出の方法ページ にあります。本稿は、その表を偽の確定性にしない使い方です。学位論文の方法にも、倫理審査の説明にも、そのまま使えます。

方法に貼れる一段

データ抽出は、タイトル・抄録スクリーニングで採用した記録に対して行った。各採用文献について、利用可能な原資料が支える範囲で、研究デザイン、対象、介入または曝露、比較、アウトカム、追跡期間、主たる推定、著者報告の限界を記録した。抽出失敗または原資料不足の行は削除せず残した。独立した二重抽出、および全記録の全文取得は、別記しない限りソフトウェア内では完了していない。

全文から抜いたなら、全文から抜いたと書いてください。抄録しか無かったなら、抄録しか無かったと書いてください。欠損は方法です。恥ではありません。

英語投稿は Extract an Evidence Table After Screening を対照してください。日本語の計画調書と学位論文は、上の一段を使います。

抽出は選択の後であり、横並びではない

検索で当たった全部を「念のため」抜かないでください。不適格な記録が表に混ざると、議論で証拠として扱いたくなります。抄録スクリーニングの論考 が関門です。評価と 研究空白の行列 は、表ができたあとに来ます。

順序は体裁ではありません。題名から導いた空白は推測です。題名から付けたバイアスリスクは演技です。この連載の後半は、抽出項目がすでに在ることを前提にしています。

最小のカードは、復元できる項目と、正直な空欄

復元できない行は、証拠表ではありません。少なくとも次が要ります。

  • 対象 — 実際に入った人であり、レビューが望んだ人ではない
  • 介入または曝露
  • 比較、または比較が無いという明示
  • アウトカム と 追跡期間
  • 研究デザイン と、控え目な証拠の位置づけ
  • 原資料が報告しているときだけの 主たる推定
  • 論文自身が根拠を与える 限界

LitSynth のカードはこれらの欄を軸にしています。列を足すのは構いません。必須欄が空なのに数値を作るのは構いません、ではありません。

失敗行も方法の一部である

全文は欠けます。抄録は比較を書きません。PDF は解析に失敗します。会議抄録しか無いこともあります。正しい扱いは、失敗または原資料不足と記して表に残すことです。失敗行を消すと、表は完成に見え、レビューは再現不能になります。学位論文の方法で「全件からデザインとアウトカムを抽出した」と書き、実際は失敗行を捨てていると、指導教員は表と本文の件数のずれで気づきます。

査読の前に自分で止める二点です。

  1. 題名だけでデザインとアウトカムを埋め、抽出した証拠として議論しない。
  2. 抜いた効果量を、統合推定として扱わない。 数字の列はメタ分析ではありません。要約効果を出すなら、別の解析が要ります。

証拠マトリクスは点検層であり、結果節ではない

LitSynth はカードをテーマ、支持と対立、共通の限界にまとめられます。集合の形を見るために使ってください。そのあと叙述を書き、出典を付けてください。マトリクスは森林プロットではありません。統合の代用品でもありません。

二枚のカードが同一親試験の延長なら、独立した二行の支持ではありません。抽出で見えるようにし、マトリクスで洗浄しないでください。プロトコル論文、主結果、延長追跡、二次解析は、同じ人を何度も数えていることがあります。倫理審査に出す説明でも、件数の水増しはすぐ見えます。

抽出は迅速レビューでも系統的レビューでも、同じ最小集合です。迅速だから題名だけで欄を埋めてよい、という意味ではありません。速くするなら、全文が無い行を失敗として残す速度を守ってください。

誰が抜き、どこまで見るか

LitSynth は製品内で独立した二重抽出を実施しません。プロトコルが第二抽出者を求めるなら、書き出した表を外で標本点検するか全件点検し、その事実を方法に足してください。ソフトが二人分の作業をした、とは書かないでください。

原資料の階層も書いてください。全文 PDF、出版社 HTML、抄録のみ、登録記録のみ。階層が混ざった表を、同じ確度の証拠として議論してはいけません。抄録だけのカードから主要推定を語ると、結果節が先走ります。

方法担当が辿れるように書くこと

  • どの項目を抜いたか
  • 抽出は AI 補助であり、人が点検したこと
  • 失敗抽出をどう扱ったか
  • 第二抽出者が標本を見たか、全件を見たか、いなかったか
  • カードは全文に依ったか、タイトル・抄録だけか

抽出後のバイアスリスク は、これらの欄から始まります。欄が空なら、評価の入力はありません。表の形をした願望があるだけです。順序の全体は 方法ライブラリ と 一連の手順 にあります。

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